やまとことばってなんだ?
記念すべきはじめての記事のテーマは「やまとことば」。
といいますのは先ほどご挨拶を申し上げたら、Twitterで早速「よしなにってなに?」とコメントをいただいたのです。
お返事だけ申しますと、いわゆるやまとことばってやつです。
私がちょこちょこ混ぜるやまとことばとはなんなのか、しばしおつきあいください。
やまとことばってなに?
日本語の一種であり、飛鳥時代頃まで話されていたとみられる大和国や大和飛鳥のことばです。
詳しくは大和言葉 - Wikipediaを参照くださいませ。
もうちょっと実践的なのはこのあたり↓でしょうか。
www.nhk.or.jpなお最近では正確にいうと大和言葉ではない言葉も含まれるケースも多いとのこと。
一部ではやまとことばが流行っているんだそうですが、もともとなじみのない言い回しなんかは実生活の中では全く耳にしたことがないですね。
やまとことばをつかうのはなぜ?
ざっくりですが、ちょっとゆったりした気分になれるからです。
「やまとことのは」ってもうこの時点でことばの響く感じが心地いいと思うのはきっと私だけじゃないはず。
「よろしくお願いいたします」
ほら、固いでしょ
「よろしくおねがいします」
うんいいぞやわらかくなってきた
「どうぞよろしく」
ちょっとなんかグイグイくるかんじしない?
「どうぞよしなに」
なんかしゅっとしてて…でもていねいで…うん、いい。
はい、これだけのことです。
わからなかった方、たぶんそっちが普通だと思います、ご安心を。
日常にプチ風流。
大和言葉に限ったことではないのですが、あんまり人が使わないことばを敢えて遣うのってそれだけで愉しい気分になれるんじゃないでしょうか?
私は椎名林檎さんのファンなんですが、氏の詩って言葉遊びに溢れているんです。私なんかは知らないことばをみつけてはことばあつめをしています。そういう人はたぶん、愉しめるんじゃないでしょうか。
ちょっと気になったあなた!こっちこっち!
私が出先からよく利用するサイトがこちら。
やまとことばを中心に美しい言葉がたくさん載ってます。
こちらは趣のあるやまとことばを365語、書で表現したアートを掲載したサイトさん。
言うまでもないですが書道との親和性もすごいんです。
眼福なのでぜひ。
ほら!自分でも使ってみたいと思ったあなた!
とりあえず気になったら一冊本をお手元に用意しましょう。
経験上、ちょっと珍しい言葉を取り入れるときは遣わないと定着してこないし、いつの間にか忘れてます。手元に本を置いておくとちょっと意識できるかも。
ちなみに私はやまとことばを学ぶうえでこの本を足掛かりにしています。
美しい「大和言葉」の言いまわし: さりげなく、折り目正しく「こころ」を伝える (知的生きかた文庫)
- 作者: 日本の「言葉」倶楽部
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2015/11/24
- メディア: 文庫
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おわりに
いかがでしたでしょうか、やまとことば。
ものごしやわらかで奥ゆかしい人が使いそうなことば。
ただ、慣れない人がムリして使ってる感じがあると興ざめかも…。
自然なことばはこびができるようになりたいものです。
…ちゃんと魅力が伝わってるといいなあ。